プロローグ
世界にはいくつもの魔法協会が存在する
同時に、各魔法協会や魔法使いの国、または個人に対する反抗組織も多数確認されている
その反抗組織の一つに数えられる“
彼らは後者、特定の個人に対しての感情で動く
その対象である人物の名は、“英雄”ナギ・スプリングフィールド
彼が英雄と呼ばれているのは先の大戦での戦果に寄る所が大きい
だからこそ、ナギを英雄として尊敬している者は大勢いる
それは当然のことだが、ナギへの私怨を持つ者が現れる結果ともなった
その“英雄”の行方不明によって、一時は息を潜めていた“天上の楽園”だったのだが
ここ数年でその動きに変化が表れ始めた
原因はナギ・スプリングフィールドの生存の可能性とその息子、ネギの存在の発覚であろう
メルディアナ魔法学校に、事実上保護されていたようなネギの存在は意外と知られてはいなかった
しかし祖国を離れることとなった今、“天上の楽園”の者達は気付いた
ネギの修行先を日本に絞り込んだ彼らは数人の構成員を送り込むこととする
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「奴らは“天上の楽園”などというフザけた名前の組織ですが、構成員達のレベルは高い」
とある部屋で、机を挟んで2人の人物が話をしている
一人は80歳は超えている老人、片方はまだ二十歳前後の青年
見た目以上に広いその部屋はきれいに片付けられている
老人の向かう机も見るからに頑丈そうな造りだ
もちろん部屋だけではなく、その机にも手入れが行き届いているのであろう
机の表面は書類の束で埋もれているが
「狙われているのは学園ではなく個人
ネギ君を襲うだけという意味において、この組織は危険です」
老人は手元の資料に目を落とす
そこに書かれている青年の名は
紺色のシャツに黒いコートのような物を着て、ズボンもまた黒を強調している
アクセサリーとして右耳にピアスを一つ、首に架けた濃い青色のペンダントが一つ
それらは赤みがかった髪には少々不釣合いな気もする
瞳の色も、どちらかと言うと赤に近いだろう
長く伸びた髪は後ろで一つにくくられ、鋭い眼差しは見る者に威圧感すら与えかねない
背もそれなりに高く標準体重をやや下回る体系
そして彼はドイツにある魔法教会より、ネギ・スプリングフィールドの護衛の為に派遣されてきた
万が一の事態に備え、協会へ応援を要請出来る位置に彼は置かれている
そんな青年を、同じく鋭い目付きで観察していた老人、近衛 近右衛門はおもむろに口を開いた
「お主にはネギ君のクラスの副担任を勤めてもらおうかの」
この会合の翌日、ネギ・スプリングフィールドが麻帆良学園に着任する
〜あとがき〜
初めまして、ヒイラギです
この話は、予定ではネギま!のストーリーに沿っていくことが多くなると思います
所々オリジナル要素を入れていくつもりで
何かと至らない点はあると思いますが、お付き合い下されば幸いです